NPO法人スプラウトは重度・重複の肢体不自由児者である養護学校卒業生の進路先として、日中の生活支援の居場所作りを目的に設立されました。在宅ではなく、創作活動や生産活動に参加できる機会を提供し、毎日がリズムのある生活となるように支援を行っていきたい。また、家族が余裕を持って日々の生活を送ることができるように家族の支援を行っていきたい。この思いで平成１９年４月より事業を開始いたしました。
◆スプラウトの理念
・ひとりひとり誰もが心豊かな人生を過ごせます。
・どんなに障がいが重くてもその方ならではの自立があります。
・私たちの支援はその方の人生のひと時に接しながらともに在るという自覚を持ち、傍らで寄り添う存在でありたい。
◆沿革
- ２００５年：平塚養護学校在校生の保護者有志が集まり、卒業後の進路が厳しい中で自分たちで卒業後の居場所作りについてできることがないか検討を開始。
- ２００６年１月：「障害児の進路を考える会」を発足し、広く在校生への呼びかけを行う。同時に平塚養護学校校長であった小川眞氏も卒業生の今後を憂い、重度の障がい者の日中サービスの設立を目指しており、教職員と保護者がともに協力し、卒業生の居場所作りを行うことになる。
- ２００６年６月：法人格取得 「特定非営利活動法人障害児・者・家族サポート事業所スプラウト」設立
- ２００6年１１月：平塚市北豊田に土地を取得、１２月から建設工事開始
- ２００７年３月：竣工、日中サービスの居場所が完成しました。
- ２００７年４月：重度訪問介護事業所として事業開始。５名の平塚養護卒業生で初めての利用者となりました。
- ２００８年１月：「生活介護スプラウト」として生活介護事業スタート
- ２０１２年２月：養護学校在校生を対象に放課後等デイサービス事業所「放課後ディスプラウト」を開設。
- ２０１６年９月：利用者の増加に伴い、４月より増築工事を開始し９月に完成。（安西まり子氏からの多額なご寄付と、神奈川県共同募金会からの助成金により実施）
- ２０１７年１１月：１０周年記念式典を開催